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かぶの洗浄機導入しました

 やわらかくてみずみずしく、甘みのあるかぶは、漬物や味噌汁、煮物にと日本人の食卓にはおなじみの野菜です。
かぶは周年作付けが可能な野菜で、得意先からも増産の要請がきています。

 しかし、阿見センターのかぶ生産者のほとんどは収穫したかぶをひとつひとつ手で洗っているため、洗い作業が大きな負担となっています。各農家が専用の機械を購入するのはとても大きな出費です。このために作付け自体が年々減少しているのが現状でした。

 そこで、洗い作業に関わる共同の仕組みを構築することにより、生産者の負担を軽減し、かぶの作付けを拡大し継続的、安定的に供給できるようにと新たな取り組みがはじまりました。
 
 生産者はベテランから新規就農者まで数名でかぶ班をつくり、品種を揃えたり、種を播く時期や面積などの打ち合わせをしながら、計画的な栽培ができるよう今年の作付けを開始しました。
 そして何度か生産者が集まり作業場所の準備や水切り台作成等の準備を進め、ようやくかぶの洗浄機が搬入され
いよいよ洗浄がスタートです。



かぶ002


 ひとつひとつ機械にかぶを並べていくとコロコロと転がりながら洗われて、貯め桶に落ちていきます。
これを水切り台に並べて水気を切り、選別、袋詰めへと作業が進んでいきます。
袋詰めされたかぶは直売所や宅配ボックス、生協等に出荷されていきます。
機械のおかげで手作業で洗っていた時よりだいぶ手間がかからなくなり、作業時間が今までの1/3位に減っているそうです。

 効率よく共同で作業ができるようになれば生産者も作付けを増やすことが可能となります。
安定出荷ができれば品目ごとの専業化ができるようになり、品質向上にもつながりますし、農家の収入を増やすことができます。
特に新規就農者にとっては安定して出荷できるものがあれば、経営を支える柱になります。
安定供給を図ることで得意先からの信頼も得ることができます。


かぶ001

小さなかぶの取り組みに大きな夢を託して今日も朝から洗浄作業がはじまっています
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